こんなときって110番?

警察に通報するときってどんな時?のHOW TOブログ

                   これって110番すべきことかな? 警察に相談するときって、どうすればいいの? そんな時の参考になればなと思います。

白バイ隊員だけじゃない 交通課

さて、刑事編に続きまして

本日は交通課の紹介です。

 

白バイ隊員のイメージが強いですかね?

 

かっこいいですよね

交通機動隊というこれまたかっこいい名前で

選ばれし警察官しかなれません。

 

訓練の中には大型バイクで200キロ以上走行を

しなければならないとか・・・

う~ん、私は無理ですね(笑)

 

 

◇交通課のお仕事

 

さて、そもそも交通課では

どんなお仕事があるのか。

 

ざっくり言えば

・交通指導

・交通捜査

の二つに分かれています。

 

警察内では指導係と事故係と呼ばれてますね。

 

あとは

・交通総務

・交通規制

・交通管制

と、色々あるのですが

運転免許でお世話になったり

露店を出したいための許可やら

事故が起きた際の道路事情把握を行う等を

それぞれしています。

(超ざっくり説明)

 

最初に説明した係と違って

この後半の係はかなりの専門性を必要とします。

 

なので、交通課のベテランさんが所属できるところです。

 

まぁ、交通総務で免許の対応をしたいのが夢という

警察官は少ないでしょうしね<汗

 

なので、交通課を目指す人は

 

・白バイに乗って悪い奴を追いかけたい!

交通違反をする奴を許さない!

・ひき逃げ犯を絶対に逮捕してやる!

 

このような熱意を持った人が目指します。

 

 

◇交通指導

 

指導をするということで

交通違反の取り締まりを主に行います。

警視庁だと執行課ですね。

 

違反切符はもちろん

飲酒運転の取り締まりや

スピード違反の取り締まり

警察署によっては駐車取締りもここです。

 

そして取締りだけでなく

交通安全教室もここで行う警察署もあります。

幅広いですね。

 

まぁしかし、大変なお仕事です。

交通違反切符を切るというのは

一般市民の方からはどうしてもマイナスイメージを

持たれてしまいます。

 

まぁ、交通違反と言われても

裁判だの逮捕だのはされず

高い罰金を払うはめになるし

ゴールド免許はブルーになって

自動車保険に不利になるし

 

違反を取り締まる警察に

文句をついつい言ってしまいますよね。

 

なので指導係の皆さんは話術がすごいです。

 

まぁ、毎日のように

違反者と口論を繰り返していれば

そりゃ達者にもなりますよね。

 

さて、裏話というほどでもないですが

こういった交通違反切符と

切っても切れないのが

取り締まり方への批判です。

 

「あんな場所で隠れながら取締りしやがって」

「あそこで取り締まる意味あるの?」

「ただの点数稼ぎだ!」

 

まぁ、特に隠れながらという

部分が、陰湿に見えるのでしょう。

 

と言っても、交通課の皆さんは

別にわざと隠れているわけではありません。

 

スピード違反の機材を通行の邪魔にならない程度に

堂々と置いて

道路に姿を現しています。

 

でもまぁ・・・あらかじめ

「違反取締りしますよ~」

とドライバーに伝えれませんし

車で走っている人からすれば

交通課の人たちは急に現れた

嫌な取り締まりの人たちですよね。

 

そして取締り場所に関してですが

当たり前ですが

違反が多い場所で取締りをします。

 

 

よくスピードを出しちゃう場所なんだよねぇ。

 

そういうところを、的確に交通課の人は

熟知しております(笑)

 

そりゃ違反者からすれば

腹立たしいことですよね。

 

こう言っては何ですが

指導係の強者たちは

今更、切符への文句の一つや二つは

ビクともいたしません。

 

そして、駄々をこねすぎて

逃げたり、歯向かったり、違反切符に署名しなかったら

余計めんどくさいことになります。

 

そして恐ろしいことに

指導係の皆さんはそうなるとテンションアップします。

 

交通違反は本来

窃盗などと同じく犯罪行為の一つです。

交通法規を違反しているのでね。

 

ですが他の犯罪と同じように

いちいち逮捕して裁判してたらキリがないので

交通切符という簡略した形で

罰金を科しているようなもんなんです。

 

その交通切符が納得いかない場合は

裁判にて争われます。

 

本当に違反をしていない場合は

裁判にて無実を証言すべきです。

 

ただ、違反しちゃってたらどうしようもありません。

時間をたっぷりかけて罰金になるだけです。

 

違反切符をきられた際は

素直に従うしか道がないです<汗

 

 

◇交通事故捜査

 

こちらは想像しやすいですね。

日常茶飯事で起きている交通事故を扱うのはもちろん

・当て逃げ

・ひき逃げ

これらの捜査も行います。

 

交通鑑識さんもいたり

逃げ得を許さないという鬼のような捜査員がいます。

 

 

う~ん、特にこれ以上語ることがないですね(笑)

 

なので、交通事故を起こした際のアドバイスを。

 

 

●相手がケガをしなかった交通事故の場合。

 

これ、地味にあるんですが

自転車の学生さんや

徒歩の学生さんが急に飛び出してきて

ブレーキを掛けたものの、少しだけ当たってしまった。

 

「大丈夫かい!?」

「す、すみません。大丈夫なので!すいませんでした~」

 

とまぁ、謝りながら元気そうに走り去る学生。

 

「まぁ、車も傷付いてないし・・・相手もケガなかったからいっか」

 

とそのまま立ち去ると

この後、最悪ひき逃げ犯として検挙されます<汗

 

学生さんは気が動転してその場を去ろうとします。

特に、飛び出してきた学生さんが悪い場合は特にです。(重要)

 

そして、ちゃっかりケガをしています。

擦り傷や打ち身などですね。

これで人身事故となります。

そして学生さんは親に話をします。

親は不安になって警察に相談します。

 

事故の届け出をしていないことが判明するので

ひき逃げ扱いとして捜査されます。

 

これは災難としか言いようがないです。<汗

 

なので、相手が学生の場合は

ケガがなくても警察を呼んだ方がベターです。

そこではっきりとただの事故として処理された方が

あとあとひき逃げ犯として追われる最悪のパターンを

考えれば、何倍もマシです。

 

当て逃げもそうですね。

 

小さな事故で犯罪者扱いされるのもバカらしいです。

そして、当て逃げされたという申告は

実は滅茶苦茶よく受けます。

 

「小さい傷だし、警察は呼ばないだろう」

 

という傷でも、警察を呼びますし

呼ばれれば捜査して、周辺カメラを見たら

ナンバープレートを解析して

お家にお邪魔します。

 

 

 

 

いかがでしょうか。

交通課の皆さんは職人の様な人が多いです。

刑事課よりは人格者も多いですし

性格が優しい人が特に多いです(笑)

 

それでは、本日はここまで。

 

白バイ隊員のイラスト(サングラス)

コンビニ店員さんが高齢者の詐欺被害を防ぐ!

埼玉県警 2020/10/4

 

コンビニ店にて

利用客の80代女性が

おびえた様子で店内を

ウロウロしていたことから

 

「何かお探しですか?」

 

コンビニバイトの店員が声を掛けたところ

高齢女性客が

30万円分のプリペイドカード

必要と答えた。

 

未払いの通信料を払うように指示されたと

話していたことから

詐欺を疑った店員が110番通報

警察が調べたところ

詐欺であることが判明。

 

コンビニ店員の機転により

詐欺を未然に防止した。

 

読売新聞オンライン WEB記事より引用

 

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 はるか前ですけど

学生時代、コンビニバイトしておりました。

 

さぁ、いいニュースですね!

 

けっこう聞いたことがある人もいるんじゃないでしょうか。

 

コンビニの店員さんが

「これ詐欺じゃないの?」

と不審に思って通報し

見事被害を未然防止しております。

 

 

まぁでも、普通はなかなかできませんよね。

 

お客さんが何を買うか

いちいち詮索するなんて普通しませんし

高齢のお客さんに

 

「あの、それって詐欺じゃ・・・」

 

なんて、間違っていたら怖いですし

一瞬思っても言い出せませんよね。

 

 

◇実は警察もコンビニの皆さんに協力を求めている

 

バイトをしていて

警察が来たのを見たことある人もいるんじゃないでしょうか。

 

実は警察はコンビニの皆さんに

詐欺未然防止に協力のお願いをしています。

 

ポスターやチラシを持って

防犯指導でやってきています。

(私も行ったことあります(笑))

 

そのチラシを参考にしていただくと

やりやすいと思います。

レジの見えやすいところに

置いておくだけでも

被害者がチラリと見れば防止につながります。

 

 

しかし、詐欺集団もずる賢く

被害者を必要以上にあおって

急がせたり、人に相談しにくい内容で

騙そうとしてきます。

 

身内が会社のお金を横領しただの

そう言った詐欺内容だったら

言い出しにくいですよね?

 

なので、漠然とした目安ですけど

高齢者の方が

高額のプリペイドカードなどを

買おうとしている際は

一声かけてあげてください。

 

そりゃ数千円から3万円までなど

少額であればそこまで気にせずともいいですが

10万円を超えてくると

あまり見ないですよね?

 

それに、声をかけて

詰まることなく、スラっと理由が

出てきたならまだいいですが

 

はっきりと理由が言えなかったり

困った様子をしていたら

ズバッと「詐欺ではないですか?」

言ってみてもいいと思います。

 

本人もそこで気付くかもしれません。

 

 

まぁ、それでも中々

声をかけるというのは難しいものです。

 

自分も、バイト時代に

初めて会うお客さんに

必要以上に会話なんてしませんでしたし。

 

ただ、高齢者を騙す詐欺というのは

本当にたちが悪いです。

 

電話一つで騙し

高齢者が長年貯めてきた財産を盗みます。

 

お金を稼ぐのは本当に大変です。

 

コンビニでのバイトも大変なのに

卑劣な詐欺師集団は

ただ電話して騙して大金を手に入れます。

 

そうやって考えると

腹立ってきますよね。

 

コンビニのバイト中で

ちょっと一声かけて

その詐欺師を邪魔できれば

少しはスッとできると思います。

 

また、こういったパターンで

名前は出ずとも表彰されることで

変に目立ちたくないという方もいると思います。

 

ご安心ください。

許可がなければマスコミ報道はしないので

公になることもありません。

 

 

 

◇意外と警察はコンビニにいく?

 

コンビニで犯罪があれば

もちろん警察は出動しますが

それ以外でも、コンビニにお邪魔することがあります。

 

ズバリ

防犯カメラの確認ですね。

 

コンビニ付近で事故があったり

もしくは犯人がコンビニを利用していた等々

防犯カメラを確認しに行くことがあります。

 

コンビニは数も多く

防犯カメラが必ずあります。

 

なので、お巡りさんなり刑事さんなりが

ふらっとやってきて

防犯カメラの確認をします。

 

もしコンビニ店員をしていたら

警察に遭遇する可能性があるんだ~

ぐらいに思っていてください。

 

それでは、今日はここまで。

 

コンビニエンスストアのイラスト1

ドラマで大活躍の刑事さん

 

ドラマで欠かせない役柄の一つですね。

 

刑事さんと言えば

時には主役で正義の味方

 

あるいは汚職にまみれた悪役

 

脇役なら頼りになるお助けキャラか

探偵を目立たせるための無能キャラか

 

刑事ドラマというジャンルがあるほどなので

刑事さんというだけで

カッコイイ響きですよね。

 

              「相棒」

              「MIU404」

              「はぐれ刑事」等々

 

さてさて、現実はどんなお仕事でしょうか?

 

花形の部署「刑事課」

 

刑事課は花形部署ですね。

制服は来ておらず、皆さんスーツです。

そして日夜犯人逮捕のために捜査をしています。

 

詳細の係として

・強行犯係

・知能犯係

・窃盗犯係

・暴力犯係

・薬物対策係

・鑑識係

 

まぁ、ざっとこんなものですかね?

実は都道府県によっては

暴力犯や薬物対策は

組織犯罪対策課に入ることがあります。

 

まぁ、事件が起きれば

それを解決するために奔走するのが刑事です。

 

さて、ここで重要事項ですが

私は刑事畑にはおりませんでした。

なので実際にその課にいた経験はないです。

(刑事実習はありましたけどね<汗)

(あくまでも数週間だけ勉強しに行ってた感じです)

 

そんな立場から見た刑事課ですが

 

魔界です。

 

警官でありながら

一般人のような感想しか出ませんが

あそこは人外魔境です。

 

 

◇当たり前だけど、気の弱い人には向かない

 

気の弱い警察官なんているのか?

なんて言われてしまいそうですが

警官だって人です。

性格が温和なお巡りさんだっています。

 

そして刑事の皆さんは

気が強いです。

 

まぁ、そりゃ当たり前ですよね

嘘をついたり、否認する犯人相手に

「この証拠があるから逃げれんぞ」

と、己を信じた判断で人を疑うんですから。

 

前回お話した交番のお巡りさんは

現行犯逮捕をするのが多いです。

 

目の前で犯罪しているんですから

こっちだって自分を信じて

相手を逮捕できますよね。

 

でも刑事さんは自分たちで捜査して

証拠を集めていきます。

つまり犯行を目の前で見たわけでもなく

自身の捜査した結果から、相手を疑うんです。

 

これができる人とできない人で

刑事に向いてる向いていないがはっきりします。

 

どんなに調べて証拠を用意しても

「でも、本当にこいつが犯人かなぁ?」

「正直、わからないなぁ」

と心のどこかで思ってしまう人は

刑事になっても誰も捕まえれません。

 

「こいつで間違えない!!」

「俺が調べに調べて、これだけ証拠が出たんだ!」

「お前がやったんだろ!!」

 

これが言える人が刑事です。

 

冤罪や誤認逮捕は別問題として

容疑者にはっきりとそう言える気概のある人でないと

本当に刑事はきついです。

 

なにせ、こいつは犯人じゃないかも・・・

ばかり考えていたら

心がすさんでいきます。

 

刑事ドラマのように犯人全員が自白するわけではありません。

 

なので、裁判になっても

証拠がそろっていれば、犯人は刑罰を受けます。

 

それに対して、犯人が最後まで認めないと

普通の人なら、不安になりますよね?

 

刑事さんはそんな不安、微塵も感じておりません。

(もしくは、そう考えていても表に出しません)

 

メンタルが強くないと

そもそも仕事がままなりません。

 

それが刑事課です。

 

 

◇そして気の強い人たちの集まりなので・・・

 

刑事課は、ピリピリしています。

 

刑事課では若手が怒鳴られています。

 

刑事課のベテランは悪人面です(笑)

 

まぁ、要するに雰囲気が怖いです。

もしくは雰囲気が悪いです。

そして、刑事が一番偉いと思っています。

 

この刑事が一番偉いという思想は割と本当です。

 

交番にいるお巡りさん(地域課)と

刑事課は、お仕事上よく交流します。

 

その際に、どれだけベテランの地域のお巡りさんでも

刑事課の若い人の方が偉そうに指示をします。

気に入らなければ怒鳴ります。

そして交番のお巡りさんは刑事さんに気を使います。

 

まぁ、全員がそうではなく

優しい(というか普通の)刑事さんもいるにはいますが

少数派でしたね<汗

 

まぁ、気が強いので・・・ね。

 

 

◇そして書類地獄

 

刑事と言えば、ドラマのように

張り込みをしたり

聞き込みをしたり

アジトを突き止めて乗り込んだり!

 

・・・まぁ、もちろんそう言った仕事もしてます。

 

ただ、ドラマには描写が少ないですが

8割方は書類作成をしています。

 

防犯カメラを見れば

そのカメラはどこにあるどんな防犯カメラなのか。

そして映像の内容は?

カメラ表示時刻と実際の時刻に差は?

それらを事細かに書いて

ようやく防犯カメラ映像の書類ができます。

 

聞き込み、というか

事情聴取も書類地獄です。

検察官が読む際に、理解できるように

独特の小難しい言い回しで調書をとります。

 

これが時間がかかる。

 

先輩や上司から、細かい言葉の指摘を受けて

最終、何書いてるかわかんねぇよと

突っぱねられて終わる。

 

この書類地獄が特に引きます。

 

たった一人で書類の束をつくり

重い図鑑レベルの太さになった

ファイルを見て、自分は無理だと心が折れました。

 

強面で昭和感満載のパワハラギリギリ刑事さんでも

書類仕事は得意なんです。

 

◇刑事の総括

 

・仕事内容が心をすり減らす。

・職場環境も心をすり減らす。

・書類仕事で心をすり減らす。

 

それらを補って余りある誇りと達成感がある。

 

被害者を最後に救えるのは

刑事であると言えます。

 

失った被害を取り戻せなくとも

悪人へ然るべき罰を与えるため、捕まえます。

逃げて、隠れて、嘘をつく犯人を

白日の下に引きずり出して

事実を突きつける仕事。

 

そこには

ドラマ以上の感動があると思います。

 

それでは、今回はここまで!

 

「足を使い聞き込み捜査をするベテラン刑事」の写真[モデル:よたか]

現役警察官のお仕事

 

はい、前回のお話の続きから。

 

 

◇警察学校を卒業したら?

 

まずは交番勤務から始まります。

例外はもちろんありますが、お巡りさんはみんなここからですね。

 

 

 

■地域課

これが制服を着て交番にいるお巡りさんたちの

所属になります。

 

主な仕事はご存知の通り

110番があれば現場に急行する

交番に来た市民の相談を受ける

管轄内のパトロール

 

まぁ、想像の通りですね。

 

皆さんが交番に用があるとすれば

一番は落とし物関係ですね。

 

はい、現役時代も交番でよく来るのは落とし物です。

 

次いで自転車の盗難ですね。

被害届をそのまま交番で提出できます。

 

交番のお巡りさんは

言ってしまえば何でも屋さんです。

市民の最初の窓口であり

どんな凶悪犯罪でも、一番最初に現場に行きます。

 

交番のお巡りさんが

必要に応じて、刑事かや生活安全課に連絡し

事件を引き継ぎます。

 

私も交番にいました。

交番勤務をするお巡りさんは

①新人から若手のお巡りさん

②刑事課、交通課など内勤を経験したベテラン

③定年前の大ベテラン

こういったお巡りさんがいます。

 

●交番のお巡りさんで大変なことって何?

 

これを言われると、やはりまずは

24時間勤務なのがきついですかね(笑)

 

交番内には仮眠室があり

交代で眠れるとはいえ・・・

当然ながら110番が多ければ眠れません。

休憩時間?

そんなものは決まっていないので

無いときはないです。

 

夜中の勤務は疲労がたまり

それでも朝の交代時まで勤務するので

朝方のお巡りさんはああ見えてすごく疲れています。

 

 

ここから少しダークな裏話

 

まぁ、きれいごとばかり書いてもあれなので

ここからは話せる範囲での裏話を。

 

お巡りさんにはノルマがない、というのを

皆さんは聞いたことあるかと思います。

 

そうですね、ノルマはないです。

 

ですが、いわゆる成績という形で

実は毎月、警察署、交番、個人に至るまで

点数化されています。

そこから成績が良ければ表彰されます。

 

成績が悪いと本部からお目付け役が来ます(笑)

 

まぁ、現役時代にこのお目付け役とやらに

私は会ったことがないのですが

ベテランの皆さんは恐れていました。

 

なので、いわゆる目標として

犯人検挙は何件!

交通切符は何件!

職務質問は何件!

と決まっていましたね。

 

まぁ、目標なのでノルマではないですが

何とも言えないですね。

 

この目標を達成して

いわゆる表彰されることには

実はものすごく意味があります。

 

自分の行きたい部署に行けるようになります。

 

刑事になりたいなら刑事課へ行くために

特に検挙の件数をあげてアピールしよう!

 

交通課に行きたいなら

違反切符を切りまくってアピールしよう!

 

まぁ、こんな感じですね。

当たり前と言えば当たり前ですが

ついで感覚のように、高い成績に応じて

お給料もアップします。

 

具体的にどれくらい上がるかは分からないのですが

それに無茶苦茶詳しいベテランさんなどもいました。

 

 

ちなみに、変な話ですけど

検挙率が低い=成績が悪くなります。

じゃあそこはどんな街かって言いますと

滅茶苦茶治安のいい場所なんです。

 

事件がなけりゃ検挙もできない。

 

検挙が無けりゃ点数がつかない。

 

なので、ベテランさんいわく

成績が下の方の警察署はだいたい同じようです。

そして成績がいい場所は

ぶっちぎりに治安の悪い場所です。

 

なんだか不思議ですね。

平和な場所ほど成績の悪い警察署。

 

さて、成績が悪いとお目付け役が来ると言いました。

 

このやってくる方なんですが

早い話、階級の高い方です。

それが仕事やっているのか見回りに来るんです。

 

そりゃ嫌ですよね(笑)

 

特に手の抜き方をご存知のベテランさんは

事案がなければ交番の休憩室で

休憩をとっています。

 

見られたら報告されます。

 

そりゃ嫌ですよね(笑)2回目

 

なので、良い成績をとるというよりは

悪い成績をとらないように

皆さまほどほどに目標達成を目指してます。

 

 

さて、そんな交番のお巡りさんは

警察官としてお仕事する業務の中では

肉体的には辛いけど

楽しようとすれば楽できるし

突き詰めようとすればトコトン突き詰めれる

 

そんな総括ができます。

 

24時間勤務といましたが

3交代制なので

24時間勤務→非番→休日

非番とは引き継ぎなどで

残務処理を行うことなので

そのあとは休みなので帰ります。

 

重要なのは休みが取れるというところですね。

 

他の部署はきちんと休めているのか

正直、私からは何とも・・・・。

 

そして、楽ができるというのは

目標を達成すれば

交番の休憩室で110番か来訪者が来るまで

休憩モードになれることです。

 

俗にいうヒマな交番でしたら

1日中ヒマだそうです。

 

ですが、突き詰めると奥が深いです。

 

なにせ職務質問は交番のお巡りさんの仕事です。

 

刑事課、交通課などの方はしません。

交番のお巡りさんがやっている業務です。

 

なので自ら犯人を見つけて逮捕するのです。

 

これは他の部署が事件発生してから

捜査して捕まえるという手順から考えると

大きく違います。

 

犯行に至る前に捕まえることができるからです。

(危険物所持などで)

 

そういう魅力を感じるベテランさんには

交番一筋の方もいます。

 

まぁ、交番勤務で他に恐ろしいところと言えば

人間関係ですかね

 

成績ばかりを責める上司や先輩に当たれば

行くのが憂鬱になります。

24時間一緒ですからね

 

書類仕事も結構あるので

必要以上にダメ出しばかりされたり

事案があっても「お前は交番にいろ」と

仕事をさせてもらえなかったり

 

ドストレートに無視され続けたり

 

休憩室で延々怒鳴られ続けたり

 

まぁ、悪い人に当たれば

地獄の24時間が待っています

 

ここを乗り切る方法は

仕事を早く覚えるくらいですかね・・・。

 

変な話、そこまで大きくない事案は

一人で対応できます。

 

なので、一人で仕事ができるようになったら

そんな上司を無視して

警ら(パトロール)に出ればいいんです。

 

まぁ、良い上司もきちんといるので

そこまで不安になる必要はありません。

そして、あまりにもヒドイ上司は

一つ上の階級の上司に相談しましょう。

 

やはり階級がものをいう世界です。

 

そして、階級を飛ばし過ぎるのも

問題なので、一つ上の階級にしましょう。

 

さて、少し長くなりましたか。

次回は「専務」「内勤」と呼ばれる

いわゆる刑事さんや交通課の人など

警察署にいる警察官のお話です。

 

警察学校ってどんなところ?

 

 

はい、今回はちょっと違うテーマです。

 

警察学校ってどんなところかな?

 

このブログでは

110番をテーマに扱っていますが

同時に、警察が何をしてくれるのか

どんなことをしてくれるかも

合わせて説明しています。

 

自分の現役時代の経験を基に

書いているので、もしかすると

警察官を目指す人も読んでくれていたらなと

思っています。

 

しかし、最近のニュースで

40代警部補自殺という

働き盛りなのに自ら死を選ぶという

恐ろしいニュースを見れば

「警察はやはりパワハラが多いのか」

と思ってしまいますよね。

 

しかし、肝心の採用説明会では

その辺りを詳しくは説明してくれません。

 

まぁ・・・パワハラはないよと採用人事は言いますが

現場では、優しい上司でいれないという

ジレンマがあるのも事実です。

 

実際の現場はどうなのか

そして、交番のお巡りさんと

刑事さんや交通課のお巡りさんなど

仕事別によって、どんな辛いことがあるのか。

 

あくまでも私の経験、現役時代に聞いた話

それらを基にお話しさせていただきます。

 

辛いで有名な警察学校は?

 

警察学校

最近ではドラマの『教場(きょうじょう)』が

キムタク主演で話題となりましたね。

 

こんなこと言っては何ですが

実は見ていません・・・汗。

 

刑事ドラマは見るんですが

警察学校が舞台のドラマと言われると

恐らく警察官は全員、嫌な顔をするのでは・・・。

 

それくらい、正直いい思い出はありません。

 

まぁ、普通の学校ではないので・・・。

学んだことのない法律の授業に

ただ敬礼を延々とする授業

そして体力錬成・・・・。

 

まぁ、勉強と訓練がきつい、というのは

一般の方でも想像しやすいと思います。

 

ただ、警察学校で同期からも

何が一番きついのかとあげるのであれば

『安息』の無さです。

 

起きる時間も、掃除の時間も

準備の時間も、すべて事細かく決められています。

そして、そのすべてが監視されていると思ってください。

 

教官に監視されている・・・だけではありません。

警察学校の先輩方。

そして、皆様ご存知の

学校にある委員会も、警察学校にございます。

 

名前はぼやかしますが

生活指導の委員もございまして

早い話、規律を違反していないかどうかを

監視されます。

 

違反が見つかれば

教官へ報告し、反省文・・・。

反省文だけと聞くと

良くあるペナルティに聞こえますが

教官室へ自ら謝罪に行き

反省の気持ちを述べること数日間で

ようやく反省文に取り掛かれます。

 

違反の重さによっては一週間かかります。

その間、謝罪に行く時間は

全て自分の時間を削っていかなければなりません。

 

風呂も食事もとれず

同期が、忙しく働く教官を追いかけて

謝罪し続ける姿を見るのは

初めて見ると驚愕ものですよね。

 

そのうち当たり前の光景になります。

 

さて、じゃあ大きな失敗をせず

規律を守れば大丈夫・・・と思った方は

そんなに甘くないと言わせていただきます。

 

警察学校、大学卒業の方はは6か月間

高校卒業の方は10か月間ですが

その間に、テストが毎月ございます。

恐ろしい月は毎週テストがあります。

 

筆記テストはもちろん、実技テスト

体力テストと、ミスが許されない場面が

怒涛に押し寄せます。

 

そのすべてをミスなく優秀な成績で超えれる方は

本当に少ないです。

 

少ないうえに、優秀であればあるほど

学生代表の総代など責任ある立場に選ばれ

他の学生よりも仕事が増えます。

 

 

まぁ、軽く書いても

「え?この人、愚痴ばっかり書いてない?」

と思われるほど

安息がないのです。

 

毎日の授業が緊張の連続で

一つのミスが自分への、そして同学級の

同期達へのペナルティとなるのです。

 

返事が小さくて腕立ては当たり前。

 

忘れ物した同期は立たされて

他の同期がスクワット。

 

立たされている間は

超至近距離での教官からの怒号。

 

「土日は休みなんですよね?」

 

休みですが警察学校の寮が家です。

自習時間と称して学級での自主練は

土日でもありますし、教官方は休みですが

学生たちは休んだ気にならないですよね?

 

まぁ、慣れたら慣れちゃうんですけどね。

 

警察学校は、現役警察官全員が

苦い思い出を必ず持っているので

辛いと言えば辛いです。

 

しかし、変な話、辞めやすい環境ではあります。

 

思っていた環境と違う

この道を進んでいいのだろうか。

 

モチベーションがなければ

乗り越えられない試練なだけに

この試練を乗り越えても意味がないと感じれば

あっさりと辞めることもできます。

 

職場でよくある引き止めがないので。

すんなりと辞めることができます。

再スタートするにも早い方がいいですしね。

 

さて、警察学校のイメージは

こんな感じなのですが

少しは伝わりましたでしょうか?

 

次回は現役警察官について

お話したいと思います。

酒に酔った男がショッピングセンターで他の客を殴る

北海道警察 2020/10/10

 

罪状「傷害罪」

 

札幌市内のショッピングモールにて

買い物に来ていた40代の男性に対し

泥酔した34歳男性

顔面を複数回殴ったもの。

 

警備員による通報で

駆け付けた警察官により

泥酔の男性は現行犯逮捕されました。

 

被害男性は鼻やまぶたにケガをしていたとのこと。

 

調べに対し泥酔した男は

「ガンつけられたから殴った」

容疑を認めている模様。

 

 

北海道文化放送 WEB記事より引用

 

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私はお酒はそんなに飲めないです。

 

はい、今日は酔っ払いの犯罪についてですね。

 

まず大前提で

酔っ払っていようが

犯罪は犯罪です。

 

 

物を壊せば器物損壊。

 

人を殴れば暴行罪。

 

殴って相手がケガをすれば傷害罪。

 

お酒で気が大きくなっていましたは

何の言い訳にもなりません。

警察がきて現行犯逮捕される確率が高いですね。

 

 

◇法律的には救済がある?

 

刑法39条には

心神喪失・・・この場合は罰しない。

 例――精神の障害により、善悪の区別がつかない。

心神耗弱・・・この場合、刑を減軽する。

 例――著しく判断能力が低下している状態。

 

はい、メディアでもよく取りあげられる

責任能力を問えるかどうかの奴ですね。

 

泥酔状態なら、限定的に場合によっては

心神耗弱にあたるかも・・・とあるようですが

 

早い話、それは裁判に入ってからです。

 

弁護士が依頼人を擁護する際に

それに該当できるかどうかを考えますが

 

現場にいる警察はそこまで考えません。

 

犯罪をしたのかどうか。

必要であれば逮捕をする。

そこから裁判所へ引き継ぎます。

 

酒に酔って覚えていないから

「心身耗弱だったんだよ俺は!」

と言っても、関係ありません。

逮捕が回避されるわけでも

訴えがなくなるわけでもありません。

 

それを判断し、刑を減軽するかを決めるのは

裁判所なので

その前段階である警察による捜査には

従わないといけません。

 

 

 

◇通報する際の注意点

 

酔っ払いが店で暴れた。

 

なんてことは、正直良くあることでしょう。

 

皿1枚やコップ1個であれば

特に警察を呼ぶほどではないでしょうが

お店としても無視できない被害が出た場合は

まず通報することをお勧めします。

 

酔っ払いが口では謝りつつも

連絡先や今後どうするかの判断が

はっきりつけれるとは限りません。

 

「いや~、ごめんごめん。ヒック。今度弁償するよ~」

 

と言って、家に帰してしまって

二度とお店に来ない、なんて人もいるでしょう。

 

通報してやってきた警察官に

・お店の被害

・この酔っ払いを訴えたいか

・訴えたいわけではないが弁償してほしいのか

この辺りをはっきり伝えましょう。

 

被害の大きさによって

警察も対応を考えます。

 

訴えたいのであれば

警察も刑事事件として対応します。

 

弁償だけが目的の場合は

警察が中立となって、当人の連絡先の交換や

もしくは酔っ払いの家族、知人など

話ができる方を探して現場に呼びます。

 

まぁ、酔っ払いの対応は

警察でも多いので

この辺りはお手の物です。

 

ただ、注意点というほどではないですが

後日、弁償云々の際にトラブルになった場合は

民事不介入として警察では取り扱えない場合があります。

 

まぁ、あの時許したけど

弁償せず逃げようとするから訴えるというのであれば

被害申告として提出できます。

※その場合、いつどこでどれほどの被害を受けたのかという詳細情報がいるので、被害に遭った物品の写真を含めて、残しておいた方がいいです。

 

 

器物損壊は物の被害がはっきりしているので

お店の対応もしやすいですよね。

 

ここで次に難しいのが

暴行です。

 

※傷害はケガしているという

 目に見える被害があるので、対応しやすいです。

 

お客さん同士のケンカであったり

酔っ払いの一方的な絡みなど

お店の中では起きているけど

お客さん同士というのは対応が難しいです。

 

何より、被害者になる人が

さっさと帰ってしまうのが問題です。

これ、現役時代もよくあった<汗

 

お店の人が通報して

酔っ払いの人を現場に引き留めててはくれるんですが

肝心な被害者がいないと

警察は注意泥酔者の保護しかできません。

 

後日、お店に

「あの、数日前に来た時、暴行にあったんですけど・・・」

と言って来ても、困ってしまいますよね。

 

酔っ払いに絡まれて

お店の人に警察の通報を頼んだ

もしくは警察が来るのが分かれば

現場に残って意思表示をしてください。

 

もし、現場にいるのが気持ちとして嫌であれば

ある程度離れた場所で結構ですので

自ら通報してください。

 

確認に時間はかかりますが

被害者の意思がはっきりしていれば

警察も被害者の意思を含めた対応ができます。

 

 

 

 

まぁ、こう書いてはいますが

現在は絶賛コロナの影響で

飲食店でのトラブルが、コロナ前よりは減っていますよね。

 

そう考えると寂しいものがあります。

 

一刻も早いコロナ終息を祈って

今日はここまで!

 

 

 「何よりも一升瓶のお酒が大好きな女性」の写真[モデル:シマヅ]

 

 

 飲み過ぎには・・・

お気をつけて(;^ω^)

万引き・・・のつもりが強盗!?

京都府警 舞鶴署 2020/10/9

 

罪状「強盗致傷容疑」

 

京都府舞鶴市のスーパーで

文具3点(4224円相当)

を万引きした男(35)が

駐車場で呼び止めた保安員の女性(61)

に対して、

車で逃走しようとした際に

運転席のドアを無理やり閉め

保安員の女性の手の甲や腕に軽傷を負わせた疑い。

 

 

京都新聞 WEB記事より引用

 

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鬼滅の刃見ました。(土曜プレミアム 兄妹の絆)

 

流行に乗れておらず

ふんわりとした内容しか知りませんでしたが

なるほど面白いですねぇ。

 

今後アニメでも見始めて、漫画も買おうかな。

 

 

さて、今回の事件は

「万引き」だったけど

「強盗」にランクアップした罪ですね。

 

 

万引きと強盗、それぞれの罪の重さ

 

万引きは犯罪行為の呼び方ですね。

なので刑法で言うと「窃盗罪」

にあたり、10年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科されます。

 

まぁ、法律上だとそうなりますが

現場でのよくあるケースを言うなら

店に謝罪し、商品を買い取れば

警察からの説教で終わることが多いです。

 

むろん、初犯であったり

万引きした商品の値段が低いなど

悪質性が低い場合

 

お店側が大事にしたくない

今回だけは許してあげてもいいという

ご厚意があっての、現場判断です。

 

 

まぁ、そんな現場の事情があり

一回だけなら、すぐ逮捕とまでいかないのが

万引きです。

 

<以下、現役時代の現場話>

※まぁ、あくまでもそういう場合があるというだけで、世の中にはその一回すら許さないという信念を持ったお巡りさんの場合は、普通に逮捕か書類送検されます。

 

私の現役時代も、万引きした人物や、それを迎えに来た家族の反省の色、そしてお店の人の意向を重んじて、警察としての処置はしない判断をする人もいれば、問答無用で犯罪行為であるとお店の人にバシッと伝えて、万引き犯を署につれて行く人もいます。

 

警察官によって対応が変わるのはいかがなものか?という意見は重々分かりますが、一概にどちらが正しいとも言えないお話ですね。

 

お話が逸れて申し訳ありません。

 

 

 

強盗は刑法に強盗罪があります。

罰則は5年以上の有期懲役。

重いですね、有期懲役は20年以下の懲役刑なので

最長20年、複数の罪で併合罪ともなれば30年行く場合もありますね。

 

でも今回はさらに悪質な

「強盗致傷」です。

無期懲役か6年以上の懲役が科されます。

 

 

ちなみに、今回のケースでよく聞くと思われのですが

「事後強盗罪」

というものもあり、こちらは

強盗罪と同じく5年以上の有期懲役です。

 

 

まぁ、罰則から見ても

罪の重さとしては

万引きと強盗では格段に違いますね。

 

 

◆何で罪の重さが変わってくるの?

 

さぁ、万引きと強盗の違いとは

ざっくり言えば脅迫もしくは暴行したかどうかですね。

 

万引きは、店員に気付かれないように

こっそりと盗む行為。

 

強盗は、暴力を持って無理やり奪う行為です。

 

 

おや?今回の盗み方は万引きでは?

商品を力づくでは奪っていないぞ?

 

そうですね。

商品を力づくでは奪っていません。

しかし、その後の行為が問題なんです。

 

万引きしたと気づかれた後

保安員の女性の制止を振り切っていますね。

ただ走って逃げたのではなく

ドアを無理やり閉めるなどの

相手をケガさせる行為があります。

 

万引きした後で逃げる際に

保安員相手に脅迫したり、攻撃して逃げようとする

これを「事後強盗罪」と呼びます。

後から強盗になっちゃうパターンですね。

 

 

おや?それなら今回は事後強盗じゃあ?

 

いいえ、保安員はケガをしています。

 

仮に逃げようとして突飛ばしたり、押したりする

これらは暴行ですが

相手はケガをしていません。

なので事後強盗です。

 

ですが、暴行を用いて相手をケガさせた場合

それは「傷害」

なので、強盗致傷となります。

 

 

◇通報の基準

今回の被害者は

私と同じ職種の保安員の方ですね。

 

万引きは店舗や会社によって

判断が任されているので

そのルールに従って通報するしないを決めてください。

 

ただ、万引き犯への声掛けは

慣れてはいても、やはり要注意です。

急に暴れだしたり、逃げ出したりすることが

本当に、極たまにあるので

無理に押さえようとしてケガをしないよう

気を付けてください。

 

また、お客さんは万引きを見かけたら

お店の人に通報してください。

 

ややこしいのですが

お店の中から警察に通報されても

お店の情報などがすぐには分からないと思うので

見た情報をそのままお店の人に伝えてください。

 

お店では防犯手順がそれぞれ決まっていますので

それに沿って対応が進みます。

 

 

レジ前の行列のイラスト